大阪万博開催中は、各国のパビリオンをモチーフにスパイス料理を創作しています。
6/18からはイタリアパビリオンがテーマ。
イタリアパビリオンの中心には、天を背負うアトラス像が立ち、「Io(私)」「Noi(私たち)」「Territorio(国土)」「Spiritualità(宗教)」をテーマにしたそれぞれの展示を結ぶ広場が広がっています。
この構成を料理に置き換えて考えたとき、「私=栄養・健康」「私たち=調味」「国土=地域」「宗教=食材」と読み解けるのではないかと考えました。
イタリアパビリオンのコンセプトを料理で再構築する試みです。
【選べるメインディッシュ】
ラム・イチボのステーキ ~アンチョビとケッパーのバルサミコスパイスソース~
“栄養”の象徴である羊肉は、キリスト教の復活祭「パスクワ」でも振る舞われる特別な“食材”。低温調理でしっとりと火入れし、イチボの濃いうまみを引き出しました。
アンチョビとケッパーに、バルサミコとスパイスを合わせたイタリアンスパイスソースが“調味”の軸。ミントとバジルを利かせたペーストを添えて、“イタリア”の陽気な風をまとわせています。
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鱧のロールカツレツ ~魚介豆乳チーズソースとクロモジオイル~
“京都”の夏を告げる風物詩・祇園祭は、別名「鱧祭り」とも呼ばれます。保存や輸送技術が未発達だった時代でも、生きたまま京都まで届いた“生命力”の強い魚――それが“鱧”でした。
そんな鱧を主役に、夏野菜のズッキーニと人参を巻いて、衣には湯葉を使ったカツレツに仕立てました。魚介ソースに豆乳と白味噌を加えて、京都らしいやさしさとコクのある“味わい”に。
ソースのアクセントに、“大原”のクロモジの葉から抽出した香り豊かなオイルを浮かべています。
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セルクル仕立ての副菜
緑・白・赤――イタリア国旗を想わせる彩りの副菜は、イタリアパビリオンの屋上にある「庭園」から着想を得ました。
赤はビーツを使ったマッシュポテト、白はなめらかなじゃがいも、緑は大原で採れた山野草。自然の恵みのトリコロールを一つの円に閉じ込めました。
セルクル型のフォルムは、イタリア建築に多く見られる“柱”のモチーフ。
そのままでも、ベジカレーやメインのソースと合わせても、味の調和を楽しんでいただけます。
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4皿のお得なセット
副菜、ベジカレー、メインディッシュ、ライスがセットになったスパイス料理のセットが2100円〜。ランチ・ディナーともに同じお値段です。
数量限定の、稚鮎と黒オリーブのスパイス炊き込みごはん、ヤシの新芽のサラダ、自家製カルダモンアイスなども追加することができます。
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お席のご予約は、ホームページのお問い合わせフォーム、InstagramのDM、お電話にて受付しています。
もちろん、予約なしでも入店可能です。お気軽にお越しください。
みなさまのお越しをお待ちしております。
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イタリアパビリオン
今回料理のテーマとなったイタリアパビリオン。「L'Arte Rigenera la Vita(芸術が生命を再生する)」がコンセプトです。